こんにちは!や~べ~です。
今回は、WordPressで作ったサイトを「BackWPup」というプラグインで簡単にバックアップする方法(詳しい使い方&設定方法など)をまとめていきたいと思います。
この「BackWPup」というプラグインを使う前は、FTPソフトを使って、手動でバックアップを取っていたので、小一時間バックアップ作業に時間を取られていましたが、この「BackWPup」を使うと自動でバックアップが取れ、しかもファイルを圧縮してくれるので、ダウンロード時間も短くでき(数分でできる!)、とても重宝しています。
サーバーにアップロードされた記事は、何かのトラブルで消えてしまうリスクをいつも負っています。
自分の書いた大事な財産となる記事だと思いますので、バックアップを残しておく事は非常に重要になります。
ですので、バックアップ環境を整える事は、サイトの見た目をあれこれ整えたり、他のプラグインをインストールする事よりも優先して、真っ先に取り組むべき内容だと僕自身は思います。
もちろんサーバー管理会社サイドでも厳重なバックアップ体制が取られている場合もありますが、多くの場合復旧にコストがかかります。
(※エックスサーバーなら7世代前までの厳重なバックアップ体制がとられています!)
※↑しかも、一週間以内の復元ならば、復元コストも掛かりません!^^お得&安心!
WordPressサイトをチューニングしていく中で、ちょっとした復旧が必要になることは良くあることだと思います。
そういった復旧対応にも使えますし、なにより自分の手の届く範囲にバックアップを取れることは、とても安心できることだと思います。
という事で、この、簡単にWordPressのバックアップを取ることができるプラグイン「BackWPup」について書いていきたいと思います。
っと、その前に、WordPress初心者の方に向けて、WordPressサイトの構造について簡単に説明させて下さい。(※もう知ってるよ、という方は読み飛ばしてくださいね!^^)
1.簡単なWordPressサイトの構造
もっとも簡単なWebサイトとは、
HTMLファイルのみの「静的サイト」です。
これは、単純に1枚のファイルを開いて、それを表示させる、というタイプのWebサイトです。
Webサイトの基本形で、もっともシンプルなタイプと言えます。
それに対して、WordPressは「動的サイト」と呼ばれています。
毎回アクセスされる度に、各部のパーツを読み込んで、合成して、一つのページとして表示させます。
全体のバランスを気にせず、各部を個別に簡単に編集できることが特長です。
合成して一つのページを表示させる為、複数の構成ファイルと、データ合成に使用するデータベース、それとテキストデータを格納しているXMLファイルが必要になります。
ですので、バックアップする時には、「ファイルバックアップ」、「データベースバックアップ」、「XMLファイルバックアップ」の3種類のバックアップが必要になります。
この「ファイルバックアップ」、「データベースバックアップ」を簡単に行う為に「BackWPup」を使用します。
「XMLバックアップ」についてはのちほど説明させていただきます。
2.「BackWPup」の設定方法
まずは、プラグインのインストールを行います。
「BackWPup」を検索して、インストール、有効化して下さい。
プラグインのインストール方法の手順はコチラ↓
参考記事:「WordPressプラグインのインストール方法」をあえてまとめる
インストールが終わったら、それぞれ設定をしていきます。
2-1.Database backup(データベースバックアップ)の設定方法
ダッシュボードの「BackWPup」にマウスを持っていくと、プルダウンメニューが右に表示されるので、「Add new job」をクリック。
2-1-1.まずは、「General」タブの設定です。
「Job Name」の部分に、わかり易い名前を記入します。
今回は、データベースのバックアップを行いますので、例として「Database backup」と記入しています。
「Job Tasks」では、
「Database backup」と「Installed plugins list」の二か所にチェックしましょう。
データベースと一緒にプラグインのリストも保存しておきましょう!
「Archive name」は、何か入力されていればOKです。
「Archive Format」は、「Zip」を選択します。
圧縮方式の選択です。
※windowsは「Zip」、macは「Tar GZip」を選択して下さい。
「Job Destination」では、
「Backup to Folder」のみチェックしましょう。
今回は自動バックアップをサーバー上に行います。バックアップしたものを定期的にダウンロードして、ローカルなど複数の場所に保管して置くことをオススメします。
「Log Files」では、
「Send log to email address」、「Email FROM field」にデフォルトで自分のEmailアドレスが入力されていることを確認し、
「Errors only」のチェックボックスにチェックが入っていることを確認します。
ここにチェックをしておくと、バックアップ時にエラーやワーニングが発生すると、プラグインが自動でメール送信して教えてくれます。
ここで「Save changes」をクリックして、保存しておきましょう。
2-1-2.続いて、「Schedule」タブの設定です。
「Job Schedule」では、
「with WordPress cron」を選択してください。
「Schedule execution time」の
「Schedule type」では、「basic」を選択してください。
「Scheduler」では、
「daily」を選択し、時間(Hour)分(Minute)を設定しましょう。
Databaseのバックアップは、毎日しておいた方が良いので、アクセス数の少ない深夜の時間帯に設定しておきましょう。
ここで「Save changes」をクリックして、保存しておきましょう。
2-1-3.続いて、「DB Backup」タブの設定です。
「Tables to backup」では、
全てにチェックされていることを確認してください。
「Backup file name」では、
●●●●_wp2(1)と入力されていることを確認してください。
「Backup file compression」では、
「GZip」を選択してください。
ここで「Save changes」をクリックして、保存しておきましょう。
2-1-4.続いて、「Plugins」タブの設定です。
「Plugin list file name」に、
ファイル名が記入されていることを確認してください。
「File compression」では、「none」が選択されていることを確認してください。
ここで「Save changes」をクリックして、保存しておきましょう。
2-1-5.最後に、「To:Folder」タブの設定です。
「Folder to store backups in」には、バックアップ先のフォルダー名を入力しましょう。
例としては↓の様に、入力しましょう。
/uploads/database-backup/
「File Deletion」には、「30」と入力しましょう。
データベースは毎日バックアップしているので、1ヶ月分のデータを保存するため「30」にします。
(1日1回なので1ヶ月30回=30バックアップ)
ここで「Save changes」をクリックして、保存しておきましょう。
ここまでで、Database backup(データベースバックアップ)の設定は完了です。
続いては、File backup(ファイルバックアップ)の設定をしていきましょう!
2-2.File backup(ファイルバックアップ)の設定方法
バックアップ容量が一度に300MBを超えるとエラーが発生してしまうので、なるべく小分けにしてファイルのバックアップをとれるように設定します。
(このエラーで最初は全然バックアップできませんでした。。。みなさんも気を付けて下さい!)
今回は、5つに分けてバックアップをとります。
(File backup1~5)
まず、1つ目の設定を説明しますので、同じ要領で残りの4つのバックアップを設定してみて下さい。
ダッシュボードの「BackWPup」にマウスを持っていくと、プルダウンメニューが右に表示されるので、「Add new job」をクリック。
2-2-1.まずは、「General」タブの設定です。
「Job Name」の部分に、わかり易い名前を記入します。
今回は、データベースのバックアップを行いますので、例として「File backup1」と記入しています。
(※「File backup1~5」まで、作成しますのでそれぞれ対応した番号で「Job Name」に記入しましょう!)
「Job Tasks」では、
「File backup」の1か所にチェックしましょう。
「Archive name」は、何か入力されていればOKです。
「Archive Format」は、「Zip」を選択します。
圧縮方式の選択です。
※windowsは「Zip」、macは「Tar GZip」を選択して下さい。
「Job Destination」では、
「Backup to Folder」のみチェックしましょう。
今回は自動バックアップをサーバー上に行います。バックアップしたものを定期的にダウンロードして、ローカルなど複数の場所に保管して置くことをオススメします。
「Log Files」では、
「Send log to email address」、「Email FROM field」にデフォルトで自分のEmailアドレスが入力されていることを確認し、
「Errors only」のチェックボックスにチェックが入っていることを確認します。
ここにチェックをしておくと、バックアップ時にエラーやワーニングが発生すると、プラグインが自動でメール送信して教えてくれます。
ここで「Save changes」をクリックして、保存しておきましょう。
2-2-2.続いて、「Schedule」タブの設定です。
「Job Schedule」では、
「with WordPress cron」を選択してください。
「Schedule execution time」の
「Schedule type」では、「basic」を選択してください。
「Scheduler」では、
「weekly」を選択し、時間(Hour)分(Minute)を設定しましょう。
Databaseのバックアップは、毎週しておいた方が良いので、アクセス数の少ない曜日の深夜の時間帯に設定しておきましょう。
ここで「Save changes」をクリックして、保存しておきましょう。
2-2-3.続いて、「Files」タブの設定です。
主にこの項目の設定で、「File backup1~5」のバックアップ内容を決定します。
「Folders to backup」の大項目では、
「File backup1」の場合⇒
「Backup WordPress install folder」の /homeの左側のみチェックを入れてください。
ルートファイルをバックアップします。
「File backup2」の場合⇒
「Backup content folder」の /homeの左側のみチェックを入れてください。
コンテンツをバックアップします。
「File backup3」の場合⇒
「Backup plugins」の /homeの左側のみチェックを入れてください。
プラグインをバックアップします。
「File backup4」の場合⇒
「Backup themes」の /homeの左側のみチェックを入れてください。
テーマをバックアップします。
「File backup5」の場合⇒
「Backup uploads folder」の /homeの左側のみチェックを入れてください。
アップロードした画像ファイルをバックアップします。
※「File backup5」は、場合によってはバックアップ容量が多くなってしまうことがあるので、/home下のExclude:下の前年のチェックボックスにもチェックを入れて、前年分のバックアップをキャンセルし、容量を減らすように設定してください。
(もちろん、別途バックアップが必要ですが、前年度分ならば一度バックアップしておけば、余程変更されることは無いと思います。自分の場合はそうしてます。)
「Extra folders to backup」は、空欄でOKです。
「Thumbnails in uploads」は、チェックなし。
「Exclude files/folders from backup」は、何か表示されていればそれでOKです。
「Include special files」は、チェックを入れてください。
「Use one folder above as WP install folder」は、チェックなし。
ここで「Save changes」をクリックして、保存しておきましょう。
2-2-4.最後に、「To:Folder」タブの設定です。
「Folder to store backups in」には、
バックアップ先のフォルダー名を入力しましょう。
例としては↓の様に、入力しましょう。
/uploads/file-backup1/
(※「File backup1~5」でフォルダをそれぞれ分けましょう!)
「File Deletion」には、
「12」と入力しましょう。
ファイルは毎週バックアップしているので、3ヶ月分のデータを保存するため「12」にします。
(1週1回なので3ヶ月12回=12バックアップ)
ここで「Save changes」をクリックして、保存しておきましょう。
ここまでで、File backup(ファイルバックアップ)の設定は完了です。
同じ要領で併せて5つのファイルバックアップを設定してみて下さい。
(File backup1~5)
これで「BackWPup」が設定したスケジュールでバックアップを実行してくれるハズですが、一度、正常に機能するか手動でチェックしてみましょう!
3.「BackWPup」を使ったWordPressバックアップを手動で機能チェックする方法
ダッシュボードの「BackWPup」にマウスを持っていくと、プルダウンメニューが右に表示されるので、「Jobs」をクリック。
するとjob一覧が表示されます。
job名付近にマウスを持って行くと、「Edit」、「Copy」、「Delete」、「Run now」と表示されるので、「Run now」をクリックします。
すると、jobが実行されます。
進捗グラフが表示されるので、これが2本とも100%になればバックアップ完了です。
「Warnings」「Errors」ともに「0」ならば、問題なくバックアップ出来ています。
これで、スケジュール通りに自動でバックアップする際も、問題なく実行されることが確認できます。
エラー等表示される場合は、もう一度設定などを見直してみて下さい。
最新の部分的なバックアップを2,3手早く取りたい場合は、この方法で実行すると簡単にバックアップできると思います。
ついでに、バックアップしたファイルが壊れていないかダウンロードしてチェックしてみましょう!
4.「BackWPup」でバックアップされたファイルを確認する方法
ダッシュボードの「BackWPup」にマウスを持っていくと、プルダウンメニューが右に表示されるので、「Backups」をクリック。
バックアップ済みファイル一覧が表示されます。
(※ファイル名はどれもほとんど同じ名前になっているので、フォルダ名とバックアップした時間を頼りに特定して下さい。)
バックアップはフォルダ毎に分かれているので、見つからない場合は、「FOLDER:●●●●」の名前を選択し直し、「Change destination」ボタンをクリックすると、フォルダを切り替えて探すことができます。
ファイル名付近にマウスを持っていくと「Delete」、「Download」と表示されるので、「Download」をクリックする。
これで、バックアップされたファイルを自分のPCにダウンロードできます。
他にも、「Jobs」⇒job一覧の「Last Run」下あたりの「Download」からもダウンロードできます。
最新のバックアップを2,3手早くダウンロードするなら、こちらからダウンロードする方が便利かもしれません。
ダウンロードが完了したら、ファイルがちゃんと存在するか確認しましょう!
ダウンロードしたファイルは圧縮ファイルなので・・・
解凍して中身を見てみましょう!
(Lhaplusなどで解凍しましょう!)
Database backup(データベースバックアップ)したものを解凍すると「●●●●_wp.sql.gz」という圧縮ファイルがまた出てくるので、これをまた解凍します。
「●●●●_wp.sql」が表示され「サイズ」に●●●●KBと表示されていれば、正常にダウンロード出来ています。
※0KBなどとなっている場合は、正常に処理できてない可能性があります。再度、バックアップの設定や実行を行ってみてください。
File backup(ファイルバックアップ)したものを解凍すると、
様々なフォルダや.phpファイルなどが表示されます。
Windowsデフォルトの「メモ帳ソフト」でもいいので、ファイルを開いて、プログラムがしっかり書いてあれば、上手くダウンロード出来ています。
(※新規でメモ帳を開いて、そこに見たいファイルをドラッグ&ドロップすれば開けます!)
ここまでで、WordPressバックアップに必要な「ファイルバックアップ」、「データベースバックアップ」の手順とバックアップファイルの確認方法はOKだと思いますので、
最後の3つ目の「XMLファイルバックアップ」について説明していきたいと思います。
5.「XMLファイルバックアップ」する方法
ダッシュボードの「ツール」にマウスを持っていくと、プルダウンメニューが右に表示されるので、「エクスポート」をクリック。
すると、「エクスポートする内容を選択」という項目があるので、「すべてのコンテンツ」を選択します。
下の「エクスポートファイルをダウンロード」ボタンをクリックすると、XMLファイルをダウンロードできます。
※「wordpress.2016-●●-●●.xml」というファイル。
6.バックアップファイルの保管方法
ここまで書くと少しおせっかいな気もしますが、自分の普段行っているバックアップファイルの保管方法を書いておきます。
自分の場合は、ダウンロードしたそれぞれのバックアップを下の様にフォルダに分けて保管しています。
※ダウンロードは全体では月1回、テーマ変更時、記事作成時にはその都度該当する部分だけダウンロードしています。
前年の「uploads」だけ上書きされないよう別に保存しておき、
ダウンロードの都度フォルダ名を変更して保存しています。(日付をフォルダ名に入れる)
各日付フォルダ内にバックアップしたファイルを格納しています。
「データベースバックアップ」 ⇒ datebaseフォルダ
「ファイルバックアップ」 ⇒ file1~5フォルダ
「XMLファイルバックアップ」 ⇒ wordpress.2016-●●-●●.xml
まとめ
【2020年更新版】簡単!BackWPupの詳しい使い方&設定方法。WordPressをバックアップする方法。、ということで記事を書かせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
バックアップはWebサイトの作り手にとって欠かせないものだと思います。
WordPressを利用している方ならば、多数の方がこのプラグイン「BackWPup」を使用していると思いますので、これからWordPressでサイト創りを始められる方もぜひ覚えておくと良いのではないかと思います。
自分自身バックアップの重要性は分かっていたので、FTPソフトでバックアップを取っていましたが、時間が掛かって大変でした。
早くからこのプラグインを使っておけば良かったなぁと思います。
サイト作りを始めた当初は、なんとなくプラグインでバックアップを取ることに抵抗があって、使わなかったのですが、それは間違いでした。。。
プラグインをしっかり設定して、稼働を確認しておけば、これほど便利なものはないです!
でも、自分でのバックアップに不安のある方は、サーバー会社側でもバックアップを取ってくれているサーバーを使うと良いと思います。(自分も使ってます↓)
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その他、WordPressでサイトづくりを始めようと思っている方は、ぜひコチラの記事も参考にしてみて下さい!
オススメ記事1:さあ始めよう!なせば成る「0から始めるwordpressサイトづくり」
オススメ記事2:あ~助かる~!WordPressプラグインおすすめ25選
「BackWPup」の設定について参考にさせてもらったサイトはコチラ↓
参考サイト:ITスキル習得サイト PCまなぶ
参考サイト:バズ部
WordPressの復元方法はコチラのサイトを参考にしてください。
オススメ記事1:【2020年更新版】簡単にWordPressバックアップを使ってサイトを復旧・復元する方法
参考サイト:バズ部
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僕の運営しているサイト、ブログの多くはこの『XSERVER』を使っています!^^
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さらに、サーバー側で自動バックアップを取ってくれていて、7世代に遡って復旧できるので、もしもの時にもかなり安心できると思います!
サーバーの様々な設定で使用する「サーバーパネル」がほぼ日本語で、ヤフーのトップページのような日本的な階層表示になっているので、他のサーバーのものよりも使いやすいのではないかと個人的には思います。
(※他サーバーでは、まんま横文字のみの専門用語的アルファベットのみの項目があって分かり辛かったり、階層のグルーピングがピンと来ないような感じになっていて分かり辛いこともありました。。。)
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