11/18(水)、11/25(水)の二日間、13:00~17:00の時間帯で、豊橋芸術劇場PLATにてScratchのプログラミング体験会を開催させて頂きました。
フリースクールのNPOてらに通所されている不登校生徒に向けた「実社会体験プロジェクト」の一環で開催させて頂きました。
(NPOてらのFacebookはコチラ!)中学生、高校生の7名の生徒さんに体験していただきました。
プログラミングをしたことが無い生徒さんばかりっだったのですが、一日目の終わりにはPCの画面上で動くプログラムをなんとか全員書き終えることができました。
通常のC言語などではありえないことだと思います。
やはり、ブロック型で視覚的にプログラミングしやすい「Scratch」だからこそ出来ることなのではないかと思います。
プログラムの概要はのちほど説明させていただきたいと思います。
二日目は、一日目にプログラミングしたものを使って、PCから信号を出力し、回路を通じてモーターを動かし、タイトルにもあるように、PCの画面上に描いてもらったコマと現実のコマを連続して倒していく「ドミノ」的なものに挑戦しました。
一日目に生徒さんたちが仕上げたプログラムを自分の方で少し変更を加えてはいますが、根本は生徒さんたちが作成したものを使用しています。
リレーを制御してモーターをコントロールする回路に予期せぬトラブルがあり(デスクトップPCに回路を接続するとなぜか不具合が出て動きませんでした。)、実際には3台しか正常に作動しませんでしたが、そのうちの2台を横並びにして、連続したドミノを実現することができました!!
その動画がコチラ↓(撮影者のウデが未熟で、分かりにくいですが、、、)
連日、深夜までハンダづけ等の作業をして、前日には自分のノートPCで全ての回路が動くことを確認していただけに、本番で動かなかったのはかなり悔いが残りましたが、2台でも実際につなげることが出来て良かったと思っております。
もし次回開催のチャンスをいただけた際には、今回の問題点をしっかり潰して臨みたいと思います。
1.Scratchプログラミング、作動の概要
1-1.システム概要、プログラミング概要
システム概要、プログラミング概要はコチラ↓の記事に、まとめさせていただきました!
ドミノでPC画面内外のコマを倒す、Scratchプログラミング例!
1-2.入出力の確認
システム全体で動かす前に、入力、出力部分を個別に観察、調整していただきました。
1-2-1.入力
入力に関しては、
タッチセンサとなる配線の先を指で触れると入力する電圧(音量の情報)が変わり、それに応じて画面上のグラフが変化します。
触れたり、離したりを繰り返して、グラフの数値が上下する様子を不思議そうに観察してくれていました。
↓こちらの「オシロスコープ」プログラムで観察しました。
(こちらのプログラムを使わせて頂いております。)
1-2-2.出力
出力に関しては、
「ドミノ出力チェック」プログラムの出力に応じて、リレーが一秒間隔で「カッチ、カッチ」と切り替わる様子を観察してもらうことができました。
回路には可変抵抗で調整する部分があって、その可変抵抗のつまみを回すとリレーがON、OFFするのですが、ちょうど良いところに調整すると、プログラム出力に応じてリレーをON、OFFできる仕様になっているので、その部分も生徒のみなさんに調整をしてもらいました。
↓こちらの「ドミノ出力チェック」プログラムを使って観察しました。
まとめ
今回は予期せぬトラブルで悔いが残る部分もあったのですが、Scratchでのプログラミングや簡単な電子制御の部分を体感してもらうことができたのではないかと思います。
体験会の中でも少し話をしたのですが、「現在の私たちは電子制御で動く『もの』に囲まれて生きています。」
家電全般。冷蔵庫、洗濯機、エアコン、電子レンジ、炊飯器、掃除機、空気清浄器、、、などや、ケータイ、スマホ、自動車、、、など、電源を持っている『もの』はほとんど電子制御、プログラミングで動いていると言っても過言ではありません。
でも、使っている方の大多数はこの電子制御やプログラミングについて、ほとんど無知の状態だと言えると思います。
特に、
将来こういった様々な『もの』を創る職業に就くかもしれない子供たちには、電子制御やプログラミングがどんなものなのか体験、体感することは非常に有益なこと
なのではないかと思っております。
また、大人の方については、
「鉢植の水やりを自動でできないか?」「部屋に人がいるかどうか外出先で知りたい!」「戸締りの確認を外出先でしたい!」「自分でロボットをつくりたい!」「自動運転のミニ四駆をつくりたい!」、、、などの日常生活をより豊かにしたいというアイデアを具現化する手段として、電子制御やプログラミングに触れてもらって、興味を持って実践していただければ、実現できると思いますし、こういった事に興味がない方、特に女性の方などが電子制御やプログラミングについて少し知識を持ってもらうと、今までとは違う視点で様々な物事を捉えることができ、今まで誰も思いつかなかったような便利で魅力的な『もの』が生まれるキッカケになるのではないかという予感があります!
この記事を見て、Scratchプログラミングの体験会にご興味を持っていただけた際には、ぜひ「お問い合わせ」よりご連絡いただければと思います。
ご連絡いただければ、体験会の案内等の情報を提供させていただきたいと思っております。
Scratchプログラミングの世界で、今までにない「気づき」をあなたも体感してみてはいかがでしょうか?
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