世の中にはたくさんのプログラミング言語がありますが、
プログラムを組む為に必要な考え方は、実は、基本的にはどの言語も同じなんです。
フローチャートと呼ばれる、動作や判断のブロックを矢印でつなげて動きを表したものを、それぞれの言語で清書しているだけなんです。
ですので、
本教室では、このプログラミングの基本となるフローチャートを変更する程度の簡単な操作で、実際にライントレースカーやPC画面内のキャラクターの動きをプログラミングしてみよう!
というところが最初の目的になります。
プログラミングの醍醐味
実際に試行錯誤しながらプログラミングして、思い通りに動いた時の感動は格別だと思います。
「これなら何でもつくれるかもしれないっ!」
なんて思い込みもすると思います。(自分も一時期、思い込みました(笑))
そんな思い込みというか得意意識が学びたいという意識をどんどん広げていってくれると思っています。
学校で習ったことを実践できる(算数、数学)
自分が学生の時にも割り算以上の少し難しい問題になると
「こんな計算大人になって使うの?やる意味あるの?」
なんて言葉を良く聞きました。
これは実際にどんな時に使うのか体験ができないから出てくる言葉なのではないかと思っています。
ライントレースカーのプログラミングでは、車輪の回転数の情報をもとに計算して移動距離を指定できるので、
「学校で習った算数(数学)を応用して、実物の動きをコントロールする」体験ができます。
特に算数(数学)を勉強する意義を、体験を通して感じることができるのではないかと考えております。
また、学生の時には、学校で習う勉強が自分に本当に必要があるのか無いのか、分からなかったのですが、
大人になってみて、改めて考えると、使わない部分もあれば、もっと勉強しとけば良かったと思う部分もあり、
基礎としてはやっぱり広くしっかりやっておくと、色んな方向への選択肢も広がって良かったのではないかと思います。
本教室での体験が、広く勉強していく上での良い意思づけの役割も果たせたら良いと思っております。
プログラミング言語
たくさんのプログラミング言語があるという話をしましたが、
「基本的な考え方が同じならば、一つで全てこなせるようにしてしまえばいいんじゃないの?」
という疑問が生まれてくると思います。
しかし、現実にはそうはなっていません。
なぜかといいますと、
言語それぞれには得意分野があるのですが、
実はその得意分野に特化した言語が次々に作られるので、たくさんの種類の言語が生まれているようなのです。
自分がすべての言語を網羅しているわけではないですが、
身近なところでは、
HTMLやPHP、JAVA、などの言語はインターネット上のホームページを構築する時に使われています。
ゲームや映像処理には、また特化した別の言語があったと思います。
それに対して、電子機器全般や自動車のプログラミングにはC言語が主に使われています。
これらのプログラミング言語も本教室で体験できる
「フローチャートを変更する程度の簡単な操作」の応用で対応していく事が可能だと思います。
もちろんプログラミング言語も、日本語、英語のような言葉と同じで、文法みたいなものがあったり、単語の意味を覚える必要はありますが、
プログラミングの基本的な部分を押さえている分、知識の吸収も早くなるのではないかと思います。
実際のプログラミング
プログラミングをまっさらな何もないところから始めるのは、プロの方でも非常に骨の折れる作業になります。
ほとんどの場合は、
テンプレートのようなひな形があり、そこへ今までの経験で蓄えたプログラム例を一つづつ適用していき、
動きが思惑通りか確認していく流れになると思います。
「正しく動くように、プログラム例のブロックをひな形に一つづつあてはめていく」
この作業方法はまさに、処理をブロックで考える「フローチャート」が描ければ、
プログラミング言語の詳細な知識が無くても、ある程度は使えるプログラムを構築できることを証明していると思います。
こういったところからも、プログラミングの基礎となるフローチャートを学ぶこと、
「フローチャートを変更する程度の簡単な操作」でできるプログラミングを体験することの意義が見出せるように思います。