こんにちは!や~べ~です。
今回は、【Raspberry pi 4対応】30分で完了!最速でラズベリーパイ(ラズビアンOS)の日本語化+日本語入力+その他初期設定する方法、ということで記事を書いていきたいと思います。
※「Raspberry pi 4」の場合は、モニターを「HDMI 0」へ接続して下さい。(初期の設定では、「HDMI 1」へは出力されません!)
※ラズベリーパイにラズビアンOSをインストールした前提で、解説を進めさせていただきますので、まだ「ラズビアンOS」のインストールが完了していない場合は、↓の過去記事を参考にインストールをお願いいたします!
90分で完了!ラズベリーパイOS「ラズビアン」を最も効率良くインストールする方法
https://share-lab.net/raspberrypi2
ラズベリーパイ(ラズビアンOS)の日本語化+日本語入力+その他初期設定する方法
今回は、ラズパイのメインメニューにある「RaspberryPi Configuration」を主に使用して設定していきます。
「RaspberryPi Configuration」のメニューは、ウインドウ内に各設定項目が一覧表示されており、簡単な文字入力やチェックボックスでの選択、プルダウンリストからの選択などにより、非常に簡単に初期設定や設定変更することができます。
メニューは、大きく4つのタブで構成されており、「System」、「Interfaces」、「Performance」、「Localisation」のそれぞれのタブを切り替えながら設定していきます。
パスワードの設定変更などは「System」タブにて変更できます。
カメラモジュール、SSH、シリアル通信、I2C通信、リモートGPIOなどの有効化・無効化などの設定変更は「Interfaces」タブにて変更できます。
日本語化(日本語表示)、タイムゾーン、キーボードの設定は、「Localisation」タブにて設定できます。
それでは、各設定についてそれぞれ詳しく解説していきます。
1.簡単にラズベリーパイ(ラズビアンOS)の日本語化(日本語表示)、タイムゾーン、キーボードを設定する方法「Localisation」
【手順1】
まずは、「RaspberryPi Configuration」を表示させましょう!
ラズパイのデスクトップ左上の「ラズベリー」のアイコンをクリックします。↓
【手順2】
プルダウンしたメニューから「Preferences」⇒「Raspberry Pi Configuration」をクリックしましょう!
↓のような「Raspberry Pi Configuration」画面が表示されると思います。
【手順3】
一番右の「Localisation」タブをクリックします。
「Localisation」タブ内の一番上、「Set Locale」から順番に設定していきましょう!
【手順4】
「Set Locale」をクリックすると「Locale」ウインドウが開くので、↓のように設定し「OK」をクリックします。
Language ⇒ ja(japanese)
County ⇒ JP(Japan)
Character Set ⇒ UTF-8
【手順5】
続いて、「Set Timezone」をクリックすると「Timezone」ウインドウが開くので、↓のように設定し「OK」をクリックします。
Area ⇒ Asia
Location ⇒ Tokyo
【手順6】
続いて、「Set Keyboard」をクリックすると「Keyboard Layout」ウインドウが開くので、↓のように設定し「OK」をクリックします。
Country ⇒ Japan
Variant ⇒ Japanese(OADG 109A)
※↑今回はDELLのキーボードを使用したので、このタイプを選びましたが、使用するキーボードによって対応するタイプが異なるので、適宜変更して下さい。
【手順7】
続いて、「Set WiFi Country」をクリックすると「WiFi Country Code」ウインドウが開くので、↓のように設定し「OK」をクリックします。
Country ⇒ JP Japan
ここまでで、日本語化(日本語表示)、タイムゾーン、キーボードの設定は完了です。
続いて、「Interfaces」タブにて、カメラモジュール、SSH、シリアル通信、I2C通信、リモートGPIOなどの有効化の設定を行っていきます。
2.簡単にラズベリーパイ(ラズビアンOS)のカメラモジュール、SSH、シリアル通信、I2C通信、リモートGPIOなどを有効化する方法「Interfaces」
【手順8】
「Raspberry Pi Configuration」ウインドウの、左から二番目の「Interfaces」タブをクリックします。
使用する機能のチェックボックスを「Enable」に変更して「OK」をクリックします。
※今回は、「Camera」、 「SSH」、 「Serial」のみを有効にしましたが、使用予定のインターフェース機能があればここで有効化して下さい。
各インターフェース項目の解説
- Camera ⇒ カメラモジュール
- SSH ⇒ 他のPCからの遠隔操作
- SPI ⇒ SPI通信(クロック同期式シリアル通信)
- I2C ⇒ I2C通信(バス通信)
- Serial ⇒ シリアル通信
- 1-Wire ⇒ アナログ入力(オープンコレクタ?)
- Remote GPIO ⇒ ブラウザからIOをコントロール
以下、インターフェース関連の参考記事。
・Raspberry PiでSPI通信機能を利用する(NTP時計を無線LAN化する)
http://www.soramimi.jp/raspberrypi/spi/
・Raspberry Piで1-Wireの温度センサーを利用する
https://qiita.com/MagurosanTeam/items/f76a65f7eb4e27d44b5f
・WebブラウザからRaspberry Pi のGPIOを操作する(WebIOPi 利用)
https://www.hiramine.com/physicalcomputing/raspberrypi3/webiopi_callmacro.html
【手順9】
「OK」をクリックすると、「Reboot needed」ウインドウが開き、「Would you like to reboot now?」ということで、再起動を促されるので、「Yes」をクリックして、OSを再起動しましょう!
再起動すると、
先ほど有効にした「SSH」(PCからの遠隔操作)を使用するにあたり、ラズベリーパイへのアクセスに必要なユーザーネームやパスワードがデフォルトのままなので、セキュリティーリスクがあります!という、警告が表示されます。↓
※他のPCからの遠隔操作で簡単に乗っ取られてしまうセキュリティーリスクがあるので、ラズベリーパイをインターネットへ接続して運用する場合は、必ず、「RaspberryPi Configuration」のメニューの「System」タブにて、パスワードの設定変更を行ってから運用開始して下さいね!
【手順10】
デスクトップ画面が↓のように日本語表示されれば、インターフェース等の初期設定、ラズベリーパイの日本語化(日本語表示)が完了です!
最後に、日本語入力(日本語変換)できるように設定していきます。
3.簡単にラズベリーパイ(ラズビアンOS)を日本語入力(日本語変換)できるように設定する方法
【手順11】
コマンドプロンプト「LXTerminal」を使用して、日本語入力メソッド「uim-anthy」をインストールします。
※インターネットからパッケージのダウンロードを行うので、インターネットに接続した状態で行って下さい。
ラズパイのデスクトップ左上の「ラズベリー」のアイコンをクリックし、プルダウンしたメニューから「アクセサリ」⇒「LXTerminal」をクリックしましょう!
【手順12】
ユーザーネームを変更していなければ、「pi@raspberrypi」(@以前がユーザーネーム)という、コマンドプロンプトウインドウが開きます。
そこに、
sudo apt-get install uim uim-anthy
と半角英語で入力し、キーボードの「Enter」を押して下さい。
すると、パッケージリストの読み込みがはじまります。↓
【手順13】
インストール続行の了承を求められるので、半角英語で「y」と入力し、キーボードの「Enter」を押して下さい。
【手順14】
インストールが完了すると、↓のように「pi@raspberrypi」文字列が表示され、コマンド入力の待機状態に戻ります。
これで、日本語入力(日本語変換)が可能になります。
日本語と英数の入力切り替えは「Shift」+「Space」で行えます!
※入力切り替えの様子を「Text Editor」などで確認してみて下さいねっ!
(「メインメニュー」⇒「アクセサリ」⇒「Text Editor」)
まとめ
【Raspberry pi 4対応】30分で完了!最速でラズベリーパイ(ラズビアンOS)の日本語化+日本語入力+その他初期設定する方法、ということで記事を書かせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
初期設定に関しては、リストやチェックボックスで選択するタイプの設定項目がほとんどなので、非常に簡単だったのではないかと思います。(*^_^*)
コマンドプロンプトを使用する部分も、手順どおりに進めれば迷うことなく設定を完了することができると思います。( ´ ▽ ` )ノ
今回の記事はあくまで初期設定なので、本格的にプログラミングして何かを動作させる場合には、さらに詳細な設定が必要になるかと思います。(`∇´)
今後は、Raspberry pi(ラズベリーパイ)での自作製作例に沿って、必要な設定やプログラミング内容などについて一つづつ詳しくまとめた記事を、随時更新してきたいと思いますので、ぜひまたアクセスしてみて下さいね~!!(>∀<)ノ☆
じゃあ、今回はここまでっ!!
ではではっ!(´∀`*)ノシ
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